①営業日誌
2025.02.08(土) 13:00-18:00 晴
売り上げ: ¥32,745 / 22点
売れた本:『パレスチナについて考えた日の日記』『パレスチナを知るための60章』『ADHDじん 第二号』『Decolonize Futures vol. 1』『かわいいピンクの竜になる』『石としてある 第1号』『デザインはみんなのもの』『(where is) care??』など
岐阜市でもしっかりめに雪が積もって、ずっと降ったり止んだりしていた。申し込みがあったので「パレスチナとともにある読書会」を久しぶりに開催。参加者は一人。人が少ない方が集中して読めたりするのだろうか、僕は主催側なのでよくわからない。寒すぎて誰も来ないかと思ったけど、読書会参加者の方が何冊か買ってくれたり、知り合いが来てくれたり、遠方から来てくれた人もいたりで売り上げはむしろいつもより良かった。
寒さで店内のエアコンがずっと「除霜運転」と表示されていて全然動いてくれずひたすら寒い。手がかじかんで仕方がないので自販機で温かい飲み物を買ってきて手を温めながら凌いだ。
寒いのもあって作業する気分になれなくて、ずっと『いしを拾う』(きら/13番館)を読んでいた。僕がきらさんの別の日記本『ころがるいきもの』を文フリ東京で買って、その後「だいじだいじ生活すぎて泣きそうになりながら読んでる」とストーリーにあげていた時のことが書かれていて、他人の日記に自分が登場するのはやっぱり変な感じがして面白いなと思った。日記を読むと日記書こうかな〜と思うけど続いたことはない。
②今日の新入荷
『(where is) care??』(浅井美咲)
"傷やストレスが槍で突かれるようなものだとしたら、疲れは盾で四方を囲まれて押し潰されていくような感覚だ。槍みたいに血が流れることはないけど、いつか潰されて圧死してしまうかもしれない。
…一つ考えたのは、疲れも、傷やストレスのように受け取ってみるのはどうかなということ。明確に誰かから与えられたものだと意識してみること。なんとなくずっと自分の中にあるもの、に留めておかない。癒すべきものだと認識することで、ちゃんと対象と向き合える気がしたのだ。傷もストレスも疲れも、自分以外の誰かが、誰かたちが引き起こすものだ、やっぱり。”(「傷とストレスと疲れと」より
映画に関する文筆を行う浅井美咲さんによるzineで、傷やストレス、疲れに関するエッセイや、フェミニズム的な視点でみた映画評などが収録されています。特に「疲れ」について書かれたエッセイがよくて、「me and you」に掲載されていた「真に疲れていない日を希求して」も面白かったのでおすすめです。
『神戸からパレスチナでのジェノサイドに抗う』(小さき声の連帯)
“このzineでは、神戸や近隣地域でのジェノサイドに抗うアクションを取り上げ、アクションの多様性を再確認し、ケア・生活・フェミニズム・クィアをはじめとした様々な視点でアクションを見つめ直します。そしてこの試みが、既にパレスチナでのジェノサイドに対し抵抗している人たちを勇気づけ、抵抗を続けるためのささやかな助けとなることを目指します。”(「はじめに」より)
紹介文の通り、色々な環境や属性を持つ人たちが、それぞれの抵抗のあり方や連帯の可能性を探りながらアクションの多様性を見つめ直すzine。生活と抵抗は地続きで、だからこそ強靭で柔軟な連帯の結び目にもなりうるよな〜と読んでいて思います。
③お知らせ
[出店のお知らせ]
少し先ですが3月頭に岐阜駅構内にて開催されるブックイベント「岐阜駅本の市」に出店します。イベント自体は3/1(土).2(日)の2日間開催されますが本屋メガホンの出店は3/1(土)のみです。
「実力派古書店14店による古書市」と「自由で多様な本と作り手に出会えるIndependent Publishing Market」が同時開催されます。岐阜駅直結でアクセスもいいのでぜひ遊びに来てください◎(公式インスタ)
[2月の営業日]
2/16(日) 13:00-18:00
2/22(土) 13:00-18:00
*営業日前の時間(11:00-12:30)にて「パレスチナとともにある読書会」を開催します。オンラインストアもしくはインスタDMよりお申し込みください。
*17時以降お客さんがいなければ早めに閉店する可能性がありますので、もし到着が遅くなりそうな場合は事前にメールやDMいただければ確実に開けるようにしておきます。